化学製品製造業のM&Aや売却するための方法や手順

化学製品製造業はエチレン、メタノール、硫酸などの化学基礎製品・化学原料、電子材料や農薬などの機能性化学製品などの化学原料や化学製品を製造する事業が分類されます。1990年代以降、一大産業と言われてきた日本の化学業界は国内での需要が伸び悩み、工場の統廃合や同業他社との業務提携、高度成長期の過剰投資の見直しなど、業界再編が推し進められました。中国を中心とするアジア諸国の安価な製品が出回り、汎用品の収益率が低下する中、今後は更なるコストカットを求めてM&Aによる業界再編が進むと思われます。また、後継者問題や事業の継続・拡大を求める中小企業などからの売却のニーズも高まって来ています。今回は化学製品製造業のM&Aと売却について、双方のメリットやその方法についてご紹介したいと思います。

化学製品製造業のM&A、売却のメリットをご紹介します

科学製品製造会社のM&A、売却は買い手側と売り手側双方にメリットをもたらします。1990年代以降、日本の化学メーカーは国内需要が伸び悩みました。アジア諸国からの安価な製品の出現により汎用品の収益が低下したことで、今後はコスト削減や高付加価値製品の開発などが課題となると思われます。また、最近では環境問題への配慮から新規の化学工場建設が困難になって来ています。既に好立地に工場を構える中小企業を買収し、生産拠点を確保するためのM&Aを採用する大手企業も増えるでしょう。それ以外にも、専門知識や経験を持つ人材が一手に確保出来て、事業基盤の拡大を図れるなど買い手側に大きなメリットがあります。売り手側にとっては、後継者問題の解決や従業員の雇用を維持したままの業務継続・拡大、安定的な事業経営、創業者利益の獲得など多くのメリットがあります。

化学製品製造業のM&A売却の方法をご紹介します

化学製品製造業のM&A・売却について、M&Aは大きく分けて「1、株主から会社そのものの所有権(株式)を買う」方法と「2、保有する資産や事業部門のみを買い取る」という方法の二つに分かれます。1の中で会社をまるごと現金で買い取るのが「株式譲渡」、現金ではなく自社株で買うのが「株式交換」、2つの会社をひとつに統合するのが「合併」か「株式移転」と呼ばれます。2は会社の一部門だけを買い取るので「事業譲渡」になります。それ以外にも細かく色々な手法があります。通常M&Aは専門の仲介企業を介して進められますが、契約に至るまで売り手と仲介業者の個別面談→提案資料の作成→買い手と仲介会社の個別面談→買い手による検討→売り手、買い手のトップ同士による面談→合意→契約の流れで進められます。